毎年8月。夏休みの暑い時期に行われています。
2年生の生徒と保護者、地域のボランティアのみなさんで山に薪を運んで火床を組み上げます。
8月16日には、中尊寺の「不滅の法灯」から分けられた火が、地域の人たちのリレーによって山頂に運ばれて、点火されます。
作業した生徒は、感慨深くこの送り火を眺めています。
平成23年3月、新校舎への移転を機に、当時の2年生の生徒のアイデアを活かして制作された3種類の木製の台が「交流ホール」に搬入されました。「みんなでつくるん台」と名付けられたこの台は、2012年にグッドデザイン賞とキッズデザイン賞の2つを受賞しました。
この台には新校舎とともに、大切に使ってほしいという当時の生徒たちの願いが込められています。その思いを引き継ぎ、2年生が3月の春休みにワックス塗りを兼ねたメンテナンス作業を行っています。
最上級生としての自覚が、この作業を通して芽生えてくる様子が窺えます。
毎年5月のゴールデンウィークには、町内で「春の藤原まつり」が開催されます。
多くの観光客のみなさんに、気持ちよく過ごしてもらいたいという願いをもって、町内の道路沿いのゴミ拾い活動を行っています。
平成26年には長年の取組に対して、国土交通大臣から表彰状をいただきました。
歴史・文化だけでなく、地域を見つめ、地域を担う人を育てることにつながる活動として位置づけています。
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