平泉町では、「国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針」に基づき、健康・医療情報等を活用してデータ分析を行い、効果的・効率的な保健事業の実施を図るため、実施計画(データヘルス計画)を策定しました。
   本計画は、「健康ひらいずみ21計画」等それぞれの計画との整合性を図りながら、国民健康保険被保険者の健康増進を図っていく計画です。

健康・医療情報の分析に基づく保健事業実施の対象となる健康課題
   レセプトで人工透析患者の基礎疾患をみると、高血圧症が多く、腎不全の大きな原因となっており、腎不全などを含めた重症生活習慣病は、高血圧や高血糖などの血管を傷つけるリスクが重なると起こりやすくなる。また、特定健康診査の結果から血糖やヘモグロビンA1c、中性脂肪が高値の人の割合が多く、血糖と脂質の重複した所見があるものの割合が高くなっていることから、重症生活習慣病を引き起こす前に、血圧高値、脂質異常、血糖高値への対策が必要と考えられる。
   当町の主要死因別死亡数をみると脳血管疾患は第3位となっており、特定健康診査の結果で20歳時体重から10kg以上増えている人の割合が多いことから、内臓脂肪が原因で脳血管疾患を含めた生活習慣病を引き起こしていることが考えられる。そのため脳卒中対策のひとつとして、適正体重の維持が健康課題であると考えられる。

【目標】
   (1) メタボリックシンドローム該当者及び予備群の人の割合を減少させる。
   (2) 特定健康診査受診率及び特定保健指導実施率を増加させる。
   (3) 被保険者1人あたりの療養給付費の伸びを抑制する。

【保険事業】 特定健康診査に関する取組
(1)特定健康診査の受診勧奨
   特定健康診査未受診者が生活習慣病で医療にかかったときには、すでに病状が重症化している場合が多くあります。重症化予防のためには、まず特定健康診査を受け、健康状態を知る必要があるため、特に受診率の低い若い世代に受診勧奨を行います。
(2)各種団体と連携した受診勧奨
   各種団体(JA、商工会)と連携し、機会を捉える受診勧奨を行います。
 特定保健指導に関する取組
(1)特定保健指導未利用者へのアプローチ
   特定保健指導対象者の生活実態を踏まえた保健指導を実施し、生活習慣の改善を図ることを目的に、個別に日程を決め特定保健指導を行います。
(2)特定健康診査受診結果から血圧・脂質・血糖の要医療の人に対する受診勧奨
   循環器系健康診査、総合判定C(精密検査または治療が必要と思われる所見がある)と判定された人に、生活習慣病の予防と早期発見のために医療機関の受診を促します。
 健康教育に関する取組
(1)適正体重を維持するため、運動習慣の定着
   特定健康診査を受けた人の生活習慣の特徴として、毎日飲酒の習慣がある人は国や県平均よりも高い割合であり、飲酒習慣のある人が多量に飲酒する傾向が見られます。
   また、20歳時体重から10kg以上増えている人の割合が多く、その原因として、20歳以降からの生活習慣の悪化、特に運動習慣のない人の割合が多い傾向があります。
   これらの状況を踏まえ、適正体重の維持と運動習慣の定着を目的として、健康教育を重点的に実施します。
 医療費適正化に関する取組
(1) ジェネリック医薬品への切替え促進
   ジェネリック医薬品に切替えた場合に軽減できる自己負担額を記載し、通知することにより、被保険者の自己負担額及び保険者負担額の削減を図ります。

【実施計画の評価】
   この実施計画で計画された保健事業が、計画どおりに実施できたか、その成果や効果がどうだったかを評価し、その検討結果を翌年度以降へ生かすため、PDCAサイクルに沿って評価を行います。

 
平泉町国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画).pdf [354KB pdfファイル]