第1　この告示は、平泉町交通指導員(以下「指導員」という。)の支援活動により、交通事故の防止を図ることを目的とする。

(出務)

第2　指導員は、町長の命により、交通安全推進機関と緊密な連携を図り、交通事故防止のため交通指導を行い、交通安全思想の普及啓発教育に努めるものとする。

(指導員の身分及び委嘱)

第3　指導員は、有償ボランティアとし、次の各号に掲げる者のうちから町長が委嘱する。

(1)　本町の区域内に住所を有する者

(2)　人格高潔、身体強健であって交通に関する法令等に通じ、かつ、指導力を有する者

(定数)

第4　指導員の定数は、12人以内とする。

(委嘱期間)

第5　指導員の委嘱期間は、2年とする。

(編成)

第6　指導員は、次の構成により交通指導隊(以下「指導隊」という。)を編成する。

隊長　1人

副隊長　1人

班長　2人以内

隊員　8人以内

2　前項の隊長、副隊長及び班長は、指導員のうちから指導員の推薦により町長が委嘱する。

3　隊長は、町長の指揮監督のもとに隊の指導員を統率し、隊務を総括する。

4　副隊長は、隊長を補佐し、隊長に事故があるとき、又は隊長が欠けたときは、その活動を代理する。

5　班長は、上司の命を受け隊員を指揮する。

6　隊員は、上司の命を受け活動に従事する。

(活動)

第7　指導員は、町長の定める活動計画に基づき活動する。

2　指導員は、前項の場合のほか、緊急に交通の安全指導の必要があると認めたときは、直ちにその活動に従事しなければならない。

3　指導員は、前項の規定により活動したときは、速やかに隊長を経由して町長に届け出なければならない。

4　指導員は、活動に際しては、貸与された被服及び装備品を着用しなければならない。

5　指導員は、次の各号に掲げる目的の場合、町民福祉課が管理する交通指導車を運転し、活動することができる。

(1)　交通安全指導の用に供するとき。

(2)　警察と共同で行う啓発活動の用に供するとき。

(3)　その他町長が特に必要と認めた活動の用に供するとき。

(遵守事項)

第8　指導員は、次の各号に掲げる事項を遵守しなければならない。

(1)　警察官の権限を侵すようなまぎらわしい行為をしないこと。

(2)　交通法規を遵守し、他の模範となるよう努めること。

(3)　住民に対し、常に交通法規の履行を指導し、交通安全の保持に努めること。

(4)　交通安全指導にあたっては、言動を慎み、誠意をもって当たること。

(5)　活動上知り得た秘密を漏らさないこと。なお、この活動の委嘱期間終了後においても同様とする。

(解任)

第9　指導員は、交通に関する法令等に違反し、処分を受けたときは、その任を解く。

(被服等の貸与)

第10　指導員に対する貸与する被服及び装備品の品目、員数並びに使用期間は、別表第1のとおりとする。

2　貸与品は、現品をもって支給する。

3　貸与品は、いつも清潔に保管し、目的以外には、これを使用してはならない。

4　指導員が委嘱期間を終了した場合において、使用期間が満了しない貸与品があるときは、これを返納しなければならない。

5　指導員が使用期間の満了しない貸与品の一部又は全部を毀損し、若しくは亡失したときは、代品を交付するものとする。この場合において、当該貸与品の毀損又は亡失が故意又は重大な過失によるときは、別に町長が定めるところにより、代価を納付しなければならない。

(謝礼金)

第11　指導員に対する謝礼金については、別表第2に定める額を上限とする。

(保険の加入)

第12　指導員は、活動中及び活動のための移動中の事故、災害等に対するため、傷害保険に加入することとし、その費用は町が負担する。

(経過措置)

第13　この告示の施行の際、廃止前の平泉町交通指導員設置規則(平成22年平泉町規則第19号)の規定により任命されている者は、この告示によって委嘱されたものとみなす。

(委任)

第14　この告示に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。

制定文　抄

交通指導員被服等貸与品

(単位　円)