令和4年度第1回行財政改革推進協議会
会議名
平泉町行財政改革推進協議会
日時・場所
令和4年11月16日(水)10:00~11:40、平泉町役場庁議室
出席者
委員6名、町2名、町(事務局)6名
第5次行革プランの進捗状況について
平泉町の財政状況、R3年度、R4年度(R4.9月末現在)の状況を事務局から説明。
財政状況について
- 町財政の今後の見通しは、町税、地方交付税については人口減少による影響が懸念されるところであり、減少が予想され、今後も歳入面で厳しい状況が見込まれ、歳出においては、高齢化・人口減少社会の進展による扶助費の増加や、施設の老朽化による維持補修費の増加、大型事業の実施による起債の償還、新焼却施設の整備が見込まれる。
- このような状況を踏まえ、健全な財政運営を堅持しつつ、総合計画等に基づく各種施策を推進していくため、行財政改革を引き続き推進するなどにより、財政運営のさらなる健全化に取り組む必要がある。
R3年度第5次行政改革プランの状況
- 協働によるまちづくりの推進… 各機関の会議録、計画された事項については全て公表済。
審議会委員等への女性の登用…23.4%により達成。 - 効率的な行政経営の推進とICT(情報通信技術)の活用…
民間委託・民営化等の推進について、給食調理業務は学校給食のあり方、体育館・長島球場・テニスコートについては平泉町スポーツ協会への指定管理への移行について検討。放課後児童クラブは継続委託、児童クラブはR4年4月から当面の期間施設を閉館することとした。
- 健全な財政運営の推進・・・
経常収支比率・・・85.6%達成。
財政調整基金約11億円と目標値を達成していること、実質公債費比率はR2決算で8.8%と15%未満の維持及び将来負担比はR2年度決算で63.9%と300%未満が達成された。
手数料・使用料の検討・・・R4年度に予定している各種証明書類のコンビニ交付に向けて発行手数料の検討を行った。
税等収納方法の検討・・・口座振替推進、地方税共通納税システム導入に伴う検討を行った。
経費の節減合理化・・・庁舎電気料、コピー使用料の削減、消耗品の節減を説明。 - 職員の人材育成と機能的な組織の構築・・・
組織機構の見直し・・・行財政改革推進委員会で2回検討を行った。
定員管理・給与の適正化・・・R3年度116人の目標値に対して、116人である。 人事評価制度、職場研修、職場外研修、課内会議については、適時実施した。
全体で、取り組み項目41のうち、A評価38、B評価3であった。
R4年度第5次行政改革プラン(9月30日現在)の状況
- 協働によるまちづくりの推進…
町広報の充実・・・特集記事などタイムリーに発信した。
各種会議のHPへの公表及びR4年度の各機関・委員会の会議録公表・・・R4.9.30時点で実施。
審議会委員等への女性登用・・・24.7%で達成。充て職委員も多いことから、外部の組織についても女性登用に働きかけること。改選時には女性登用に努める。 - 効率的な行政経営の推進とICT(情報通信技術)の活用…
事務事業評価・・・R4年度10事業実施済、5事業について協議会の意見をいただきたい。
政策評価・・・7月に実施。
民間委託・民営化等の推進・・・施設毎に現在段階での検討内容を説明。
給食調理業務(小学校)・・・今後のあり方について検討中
社会体育施設の施設管理・・・指定管理について継続検討中。 - 健全な財政運営の推進…
財政調整基金がR4年度9月末9.9億円。実質公債費比率はR3決算で9.1%(対前年比0.2%増)と15%未満の維持及び将来負担比はR3決算で80.1%(対前年比16.2%増)と300%未満が達成されており、財政指標として適性である。
経費の節減合理化・・・庁舎電気料、コピー使用料等において取り組みを続けている。 下水道事業の使用料検討…経営戦略の見直しを進めている。 - 職員の人材育成と機能的な組織の構築…
定員管理・・・113名と達成。
給与改善の適正化・・・職員団体と交渉事項であることを説明。
人を育てる環境づくりとして、職場・職場外研修の実施。
全体で、R4年度9月現在の42目標に対しA評価16、B評価20、C評価6。
年度末に向けて達成できるよう所管課において取り組みを進める。
以上の説明に対して委員から質問、意見をいただいた。
行政改革プランの取組状況について
- 実質公債費比率と将来負担比率の実績値について。→どちらの数値も目標値を下回っているが、健全な財政運営に努めていく。
- 児童館について、どのような検討をされているのか。→児童館については、廃止をした上で建物を別の用途に使用する方向で検討中。
- 浄土の館について。→協議事項に無いが、指定管理者の変更の経過について説明。
事務事業評価について
5事業についての協議会の評価は以下のとおり決定した。
1.ICT支援員配置事業…現状の規模で継続
各学校に導入されているタブレット端末を活用した効率的な一斉学習や調べ学習など、ICTを活用した授業は必要であり、不具合の解消など学習環境のサポートを図るICT支援員を継続して配置するよう要望する。
2.道の駅平泉農産物生産・出荷支援事業…現状の規模で継続
町の特産品を活かした農業振興を推進するため、産直出荷に取り組みやすい環境に向け、今後も支援が必要である。また、各補助金の申請件数が少ないので、補助金の申請事務について支援をお願いする。
3.次世代経営者育成事業…現状の規模で継続
今後も、平泉商工会と連携し、町内における創業や事業継承の支援を行い、町内経済の維持と活性化を図るため継続して実施する必要がある。
4.ウォーキングトレイル魅力化計画事業…現状の規模で継続
観光客の体験プログラムや町民の健康づくりの場として安心して利用できるよう、継続して適切な維持管理が必要である。
5.水辺プラザ利用促進事業…拡大して継続
町民のスポーツ・レクリエーション活動推進のため、関係機関と協議し多くの人に利用してもらえるよう、平泉地区水辺プラザ利用計画の策定等、交流の場としての整備に向け更なる取組みが必要である。
