特定外来生物について
特定外来生物とは
人間の活動により他の地域から入ってきた生物のうち、自然環境や人の生命・身体、農作物などに被害を与える、または与えるおそれのあるもので、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により指定された生物のことです。
特定外来生物は、次の行為が原則禁止されています。
①飼育 ②栽培 ③運搬 ④輸入 ⑤保管 ⑥譲渡 ⑦野外に放つ など
町内に分布している特定外来生物
【植物】
◎オオキンケイギク(特定外来生物・緊急対策外来種)
キク科の植物で高さは30センチメートル~70センチメートルになる。5月~7月に開花し、「黄色のコスモス」として観賞用に広く栽培されている。


◎オオハンゴンソウ(特定外来生物・緊急対策外来種)
キク科の植物で高さは50センチメートル~3メートルになる。7月~10月に開花する。寒さや湿地に強く盛んに繁殖する。


【動物】
◎オオクチバス、コクチバス〈※通称:ブラックバス〉(特定外来生物・緊急対策外来種)
全長30~50センチメートルほど。体側から背にかけて不規則な暗斑があり、腹側は黄味を帯びた白色。両者の違いは、名前のとおり、オオクチバスが口が大きく、上あごの後端が眼の後端の直下よりも後方に達するのに対して、コクチバスでは口は小さくて上あごの後端は眼の中央下に達する程度で眼の後縁下を超えないという点。湖沼やため池、河川の中下流域に生息する。
オオクチバス

コクチバス

「条件付特定外来生物」について(ペットとして飼養している皆様へ)
令和5年6月1日からアカミミガメ(ミドリガメ)とアメリカザリガニは「条件付特定外来生物」に指定されました。
販売等を目的としない飼育・運搬・譲渡は許可無しでできますが、販売、購入、輸入、野外に放つことなどは原則禁止されます。
アカミミガメやアメリカザリガニを飼育する場合は、寿命を迎えるまで責任を持って飼育し、逃げ出さないように注意してください。
◎アカミミガメ(条件付特定外来生物・緊急対策外来種)
原産地はアメリカ東南部からメキシコで、大きさは雄が20センチメートル、雌が28センチメートルほど。飼育下では40年以上生きた例がある。「ミドリガメ」の通称で、主に飼養用で国内に持ち込まれた。

◎アメリカザリガニ(条件付特定外来生物・緊急対策外来種)
原産地はアメリカ南東部からメキシコ北東部で、大きさは10センチメートルほど。12年近く生きた例がある。食用のウシガエルの餌として持ち込まれた。

特定外来生物等の防除について
特定外来生物等が生息してしまった場合には、土地の所有者や管理者が早期に防除することが重要です。
なお、防除のためであっても、特定外来生物(条件付特定外来生物を除く)を生きたまま保管・運搬する場合、外来生物法に基づく防除の確認・認定が必要です。
詳しくは、環境省東北地方環境事務所(022-722-2870)にお問い合わせください。
植物の場合
特定外来生物に指定されている植物が自宅の庭などに生い茂っている場合は、下記のようにできる範囲での駆除にご協力をお願いします。
・根から抜き取る。または種ができる前に地際で刈り取る。
・種子がある場合は、飛散しないようにその場でごみ袋に入れ、枯れた後に燃やすごみとして出す。
参考
特定外来生物は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき対応してください。発見した植物が特定外来生物であるかどうかの判断は、環境省作成の特定外来生物同定マニュアルをご活用ください。
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この記事に関するお問い合わせ先
平泉町 町民福祉課
〒029-4192
岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山45-2