令和7年度第1回行財政改革推進協議会

会議名

平泉町行財政改革推進協議会

日時・場所

令和7年11月17日 月曜日 午前10時から12時 平泉町役場庁議室

出席者

委員7名、町2名、町(事務局)11名

平泉町第5次行政改革プランの進捗状況について

平泉町の財政状況、令和6年度、令和7年度行財政改革プラン(令和7年9月末現在)の状況を事務局から説明。

財政状況について

町財政の今後の見通しは、町税、地方交付税については人口減少による影響が懸念されるところであり、減少が予想され、今後も歳入面で厳しい状況が見込まれ、歳出においては、高齢化・人口減少社会の進展による扶助費の増加や、大型事業の実施による起債の償還や新ごみ処理施設の整備費用が見込まれる。

このような状況を踏まえ、健全な財政運営を堅持しつつ、総合計画等に基づく各種施策を推進していくため、行財政改革を引き続き推進するなどにより、財政運営のさらなる健全化に取り組む必要がある。

以上の説明に対して委員から質問、意見をいただいた。

Q1.令和8年度からごみ処理施設整備事業費が大幅に増加する予定となっているが、起債について交付税還元があるか。
A1.一般廃棄物処理事業債の活用を予定しており、普通交付税還元は予定している。但し、補助事業か単独事業かによって還元率は変動する。

令和6年度第5次行財政改革プランの状況

  • 協働によるまちづくりの推進

各機関の会議録、計画された事項については全て公表済。審議会委員等への女性の登用27.4%により達成。

  • 効率的な行政経営の推進とICT(情報通信技術)の活用

民間委託・民営化等の推進については、体育館・長島球場・テニスコートについて、町スポーツ協会と指定管理移行の可能性について検討。放課後児童クラブは継続委託。悠久の湯については、入館料と休館日の見直しを令和7年4月1日から実施。指定管理者制度の導入に向け協議したが不調に終わった。

  • 健全な財政運営の推進

財政調整基金約10.9億円と目標値を達成。経常収支比率95.5%、物価高騰等の影響で未達。実質公債費比率は令和5決算で10.5%と15%未満の維持及び将来負担比は令和5年度決算で75.7%と300%未満が達成されており、財政指標として適性。また、令和6年度のふるさと納税は、件数が前年比2,599件増加の3,118件、寄付金額は約6,200万円増加の総額9,815万4千円、返礼品の数は118品目増加の314品目となった。経費の節減合理化については、庁舎電気料、コピー使用料の削減に取り組んだが物価、燃料費高騰の影響を受けた旨を説明。

  • 職員の人材育成と機能的な組織の構築

組織機構の見直しは認定こども園への移行に向け、視察研修や関係機関と協議を行った。定員管理は、令和6年度の目標値114人に対して115人。子育て支援課新設に伴う社会福祉士1人採用により未達。

全体で、取り組み項目43のうち、A評価が39であり90.7%であった。

以上の説明に対して委員から質問、意見をいただいた。

Q1.ふるさと納税が大幅に増加しているが要因は何か。
A1.令和6年度から委託業者を全国的に実績のある会社に変更した。町内に事務所を構え、返礼品提供会社を訪問し新しい返礼品を見つける取り組みを行っていることが寄附金増加に繋がっている。また、商品の発送方法も変更し、事業者の負担を減らしたことも増加の要因と考えている。
Q2.ふるさと納税は入る分もあれば、町民が他自治体に納付する分もあるが影響額はどうなっているか。
A2.町民が町外にふるさと納税をすることによる減収分は、地方交付税算入での補填を踏まえると約360万円となる。

令和7年度第5次行財政改革プラン(9月30日現在)の状況

  • 協働によるまちづくりの推進

各種まちづくり懇談会では地域懇談会を21行政区で実施。審議会委員等への女性登用については、28.5%。専門性や充て職委員も多いが、改正時には女性登用を働きかける。

  • 効率的な行政経営の推進とICT(情報通信技術)の活用

事務事業評価は令和7年度12事業実施済、5事業について協議会の意見をいただく予定。民間委託・民営化等の推進については、施設毎に現在段階での検討内容を説明。放課後児童クラブについては、今後は支援員の高齢化や確保の観点からも民間活用も視野に検討。悠久の湯については、入館料、休館日の見直しを4月1日から実施。指定管理者制度や外部委託を含めた運営について、外部事業者との協議に向けた調整を行った。

  • 健全な財政運営の推進

財源確保の対策としては、ふるさと納税は、件数が前年同月比6,500件増加の6,702件、寄付金額は約1億5,600万円増加の総額1億7,700万円、返礼品の数は23品目増加の309品目となった。手数料、使用料の適正化については、令和8年4月に向けて町体育施設及び学校開放使用料の見直しを実施。経費の節減合理化については、庁舎電気料、コピー使用料等において取り組みを続けている。下水道事業では令和8年4月改定に向けて使用料の検討を行っている。

  • 職員の人材育成と機能的な組織の構築

組織・機構の検証では、令和8年度の認定こども園の開園に向け、関係機関との協議、保護者・住民説明会など実施した。

以上の説明に対して委員から質問、意見をいただいた。

Q1.ふるさと納税が令和7年度にさらに増加しているが要因は何か。
A1.昨今の米高騰に伴いふるさと納税で米を求める人が大幅に増加している。また、南部鉄器やりんごも定着してきている。米の確保がふるさと納税増加に大きく左右するため、道の駅や農家などと連携に努める。
Q2.放課後児童クラブについて、民間活用も視野にとあるが、現在の2施設から増やす方向となっているのか。
A2.現在の委託団体の支援員の高齢化及び確保の観点から、運営が困難になった場合に、民間活用も検討していると担当課から伺っている。

事務事業評価について

12事業の事務事業評価を実施した中で、PT、審査委員会の評価を経て、協議会委員のご意見を伺いたいのは5事業である旨を説明。

5事業についての協議会の評価は以下のとおり決定した

西行桜の森維持事業・・・現状の規模で継続

  • 利用料金が安いため、修繕や改修をするとともに、料金の見直しを早急にすべきである。
  • 参加や利用を促す観点から、イベントなどについて、今以上に積極的に町民への周知を図るべきである。

空き店舗等対策事業・・・拡大して継続

  • 現状の補助金も活用されており有り難い。空き店舗の活用及びまちの賑わいのためにも拡大をお願いしたい。

空き家バンク事業・・・拡大して継続

窓口業務延長事業・・・縮小して継続

Q1.窓口延長を月曜日に設定した理由は。
A1.近隣市町の動向を参考に当時設定した。
Q2.最終的に廃止する方向のようだが、充実させるサービスはないのか。
A2.マイナンバーカードの更新業務などは、状況に応じて休日対応など拡大している。

  • 廃止に向けては、理解を得られるような方法を考えて対応してほしい。

平泉をきれいにする会・・・終了

  • 行政区によっては婦人会も解散しており、取り組みにばらつきがあると感じられる。花壇コンクールがあるから、直前に花壇整備をしている行政区もあり、会があった方が取り組みやすいと感じる。
  • 終了にあたっては会員の声を聞きながら、建設的な方向で調整してほしい。

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〒029-4192

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