| 井戸の木枠の展開図 |
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●柳之御所跡の井戸
四隅に柱を立て、横木を柱のほぞに差し込んで、その外側に板を縦に並べる。

●志羅山遺跡の井戸
横木を四角に組んで、四隅に短い柱を立てる。その上にまた横木を四角に組んで、四隅に短い柱を立てる。この繰り返しを行い、外側には板を縦に並べる。
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人びとが生活するうえで欠かせないものに、飲み水があります。この水をえる方法の一つが、地面に深さ3m以上も掘り下げて、地中からしみでてくる水をためてくみあげる井戸です。平泉の発掘調査では、深い穴を掘ってそのままで井戸として使うものと、掘った穴の中に柱や板を組みあわせ、地上まで木枠(きわく)をつくって使うものと2種類あります。
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志羅山遺跡第21次の井戸の発掘風景
(北から撮影)
井戸跡の木枠があらわれて、外側の掘り方の土を掘削中である。 |
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井戸の中から発見された材木から木枠の組みかたを復元すると、まず木枠よりひろい穴を掘り、1mずつはなれた四隅(よすみ)に角材を立てます。まえもって角材にあけておいた穴に、底から上に向かってあいだをおいて、横木をさしこんで枠をかたちづくります。ついで四辺に1枚ずつすき間があかないように、板材を縦に並べて、この板の外側のすき間に土をつき固めながら、埋めもどします。釘をいっさい使っていないので、土をつき固めることによって木枠を固定しています。
井戸が使われなくなると、じきに壁(かべ)の土がくずれて埋まってしまいます。もともと水が湧(わ)くように深く掘っているので、埋まっても水がすこしずつしみだして、井戸の跡の土はつねに水分が多い状態です。このため井戸の木枠、井戸ばたで洗っていた箸やお椀、水をくむ曲げ物やひしゃくなどの加工した木は、もとの形を残して出土することがあります。 |
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