発掘調査によって地下からあらわれる当時の生活の跡は、たくさんの数といろいろな種類があります。主なものをあげると、住まいの跡、倉庫や作業小屋や家畜の小屋の跡、井戸や便所の跡、塀の跡、池の跡、堀の跡、水をながす溝の跡、一定の地区を区画する溝の跡、水はけをよくする暗渠(あんきょ)の溝跡、道路の跡、橋の跡、落とし穴の跡、いらなくなったものを捨てた穴の跡、お墓、塚、田畑の跡などがあります。
これらは一般の人々が日常生活にかかせないものの跡です。ほかに特殊な組織に属している人々や、藤原秀衡ら力を持った少数の人々にかかわるものの跡も見つかっています。たとえばお経を埋めた穴、供養のとき立てる旗の柱穴など、宗教に関係があるものや、毛越寺の遣水(やりみず)の跡のようなものも見つかっています。
以上のような跡を、「遺構(いこう)」と言い、地下に掘りくぼめた穴や溝の一つ一つが、それぞれ日常生活のなんらかの跡を示しています。 |

発掘調査の風景
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