松くい虫被害の拡大防止と北上阻止を目指して

松くい虫被害は、マツノマダラカミキリという昆虫が、病原体であるマツノザイセンチュウを健全な松に媒介しておこる強力な伝染病です。
 松くい虫被害で枯れた松を放置しておくと、付近の松に次々と被害が広がってしまいます。

松くい虫被害被害木は?

  • マツノザイセンチュウが入っている木
  • マツノマダラカミキリの幼虫・成虫が入ってる木

被害木の見分け方は?

  • 葉が黄色~褐色になっている木
  • 被害木の隣や周辺で葉が緑でもマツヤニが春~秋に出ない木

被害木駆除の実施は?

駆除費用は、国・県・町が負担します。被害木の所有者負担はありません。

被害木駆除の時期は?

春先から6月頃までの時期(感染源であるマツノマダラカミキリの発生防止)
マツノマダラカミキリが飛び出し感染が始まるのが6月中旬であるため、被害木から成虫になって飛び出す前にマツノマダラカミキリを駆除し、感染を防ぎます。
6月中頃から10月頃までの時期(マツノマダラカミキリの繁殖源除去)
マツノマダラカミキリが6月中ごろから10月上旬ごろまでに産卵の対象とする潜在被害木を調査、駆除し、繁殖をおさえ、マツノマダラカミキリの発生量を減らします。
11月から2月頃まで(感染源・繁殖源の除去)
冬期間に被害が顕在化した被害木を調査、駆除し、感染源や繁殖源を減らします。

駆除の方法は?

  1. 被害木を伐採し、幹・枝葉を棚積みし、薬剤を振りかけ、ビニールで覆いマツノマダラカミキリを駆除。
  2. 被害木を伐採し、幹・枝葉を焼却、又は破砕してマツノマダラカミキリを駆除。

その他

松くい虫被害木を発見した場合は役場農林振興課(46−5564)までご連絡ください。